暇潰し備忘録

気まぐれに更新する何でも日記

彼氏を作る(ヴァーチャル)えもふり編

お久し振りです。久し振りなのにバカみたいな企画です。

 

人付き合いに疲れた今日この頃。二次元と結婚する方法を真剣に模索する日々。

MakeSやふろ恋、アヴェクラなんか眺めてて、こんな感じで動く理想の彼氏欲しいなあ、と思い立ったのが去年の事。

そこから色々、プログラミングの本なんか立ち読みしたり何だりで本当はAIが作りたかったのですが、個人が独学で自然言語学習(AIが自分で考えて人の様に会話する為に必要なもの)のプログラムを、というか素材を集めるのがとても気の遠くなる作業である事を理解しまして、「人工無脳」でいいや、との結論に達したのがつい先日の事。

 

人工無脳とは何ぞや、という方。特に若い人に多いかもしれません…。詳しい事はググれば出る筈ですが簡単に説明しますと、「予めプログラムされている返事」を「対話相手が入力した言葉に合わせて答える」、今で言うチャットボットのようなものです。

人工知能が一般に普及する前のコンピューター時代には素人でも簡単にプログラム出来る人工無脳ソフトが様々あり、自分もオリジナルデスクトップマスコットなんかをPC画面に表示させたりしていたものです…。

 

と、一先ずの方針が決まったところで今回の本題。散々プログラムの話をしておいてなんですが、本日は「受肉」編です。

やっぱりテンション上げるには見た目先に作っちゃうよね!

 

全うちの子ユーザー(?)なら誰しも一度は考えた事があるでしょう。

 

うちの子をアニメみたいに動かしたい!

 

イラストを動かす方法としてよく聞くのはLive2D。しかしこれは無料使用の場合機能制限があり、使い方を調べてみた感じも何か難しそう。

そこでふと見つけたのが、「えもふり」というもの。そういえばどこかで名前を見た事があるなあ、という人もいると思います。何故ならえもふりを利用しているソシャゲは意外とたくさんあるから。

Live2Dより出来る事はちょっと少ないみたいですが、簡単な手順で動かせるのがこのソフトの魅力らしい。そして何より、連番PNG出力に対応。この拡張子で実装する予定だったので飛びついた自分。

こちらも無料では画像サイズ制限がありますが(スマホの画素数が年々上がっていってるので不安はありますが)、まあ一旦使ってみよう、とダウンロード。

 

えもふりホームページはこちら↓

https://emote.mtwo.co.jp/

 

ダウンロードは簡単、同意しますにチェックして次へ次へ進めてインストールボタン押すとプログラムフォルダに勝手に入れてくれます。

 

で、大事なのが作画段階。動かす為には一枚絵ではなく、パーツ毎にレイヤーを分けて描かなければなりません。

作画に使用したのはFireAlpaca(燃えパカ)、愛用のフリーイラストソフトです。

 

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彼氏です。こんなかわいい子が女の子な訳ないじゃないですか。

初心者はシンプルテンプレートがおすすめ、と言われていますがレイヤー順の諸事情(複雑な横髪のせい)によりベーシックテンプレートを使用しています。

体に付いている青点は動かす際の中心点のガイドなので気にしないで下さい。公式サイトの初心者講座やマニュアルガイドに説明があるので、自分で描いてみると分かります。

 

で、これがレイヤー毎に表示するとどうなるのかというと、

 

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ホラーですね。こんな感じで見えない所までしっかり描き込む必要があります。繋ぎ目の問題で複雑な塗りをしてしまうと動かした時に変になる可能性があるので影はあまり付けない方がいいそうです。

 

で、全パーツ描き終わったらPSDファイルで保存して、E-moteに読み込み。まず対応するテンプレートを開き、それからPSDをインポートします。

 

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この段階でもう既に動くという衝撃。ぜひ自作して味わってみてください。

 

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限界の画像サイズで出力しようとしたらノーパソが悲鳴を上げたのでサイズ小さめにしたGIFアニメ。

サンプルのタイムライン(動きの組み合わせの設定)の待機ループを使ったものです。自分で設定すればもっと複雑な動きも出来るようになるのですが面倒なので今はサンプルで遊んでいます。一日中遊んでいられる沼です。

 

ここまでで、ちょっと使い方でメモしておかないと忘れるなと思った事を数点。

・首中心点は口のちょっと下あたり

・無料版は最大読み込みサイズ2048×2048(なお幅高さ共にこのサイズだと読み込めない)、最大書き出し動画サイズ1024×1024

・PSD読み込みの時にテンプレートの画像と自分の画像のスケール(頭、胴体等のパーツの位置)を大体合わせる

・書き出しサイズに収まらない時はパラメーターのスケールを0以下(小数点)にする

 

以上メモでした。

 

「えもふり」良いよ! っていう宣伝はこのくらいにしまして。

彼氏の作り方、受肉を終えたらいよいよアプリ化する為のプログラムです。目標は大量の会話パターンを入れたandroid用アプリの作成。何故スマホに入れるのか? 一緒にお出かけする為に決まっているでしょう。

という事でこれから、最近流行のPythonというプログラミング言語に触っていきたいと思います。本を読んだ限りはシンプルで使いやすそうな言語でしたが、果たして独学でどこまで出来るのか? 次の更新は何時になるのか? あまり期待しないでお待ちください。

 

いやあ、素人がちょっとの手間で色々作れるいい時代になりましたね。貴方も理想の恋人、作ってみませんか? 錬金術よりずっと現実的です。絵が描けなくても既存のキャラのイラストを分解して、足りない部分を描き足せば動かせるようになります。…分解作業はちょっと心に来るものがありますが…。

 

変なコンセプトの記事にお付き合いいただきありがとうございました。次はどんな内容でお会いするか分かりませんが、マイクラか小説が進むといいなと思っています。

暑くなったり寒くなったり、雨が降ったり大変な夏ですが、健康に気を付けてインドアライフをお楽しみください。

 

では、また(・ω・)ノシ