暇潰し備忘録

気まぐれに更新する何でも日記

小説の宣伝、黒薔薇中間報告

お久し振りです。ようやくここまで辿り着いた…やったぞ…山で言えば五合目より下だけど…。

 

と、この記事を書き始めたのは本当に十章更新直後だったのですが、なんやかんや(なんやかんや)あって今更の完成になりました事をお詫び申し上げます。先に完成しちゃったから既にさらっと十一章更新していたりするのでお気付きでない方は下の方にあるリンクよりご覧になって下さい…更新が遅れた一番の理由は…見れば分かると思います…。

遅延謝罪はこれくらいにして話を戻しましょう。

 

最初に謝罪を一つ。前回の「参考にした作品」の中に大事な大事な悪意デザインイメージの参考にしたワールドトリガーを書き忘れました、ファンとして全力でお詫び申し上げます。これが言いたいがために早く中間報告したかった…したかった…(過去形)。

 

小説家になろうで連載中のオリジナル小説「黒薔薇の鎖(チェイン)」、十章まで投稿完了しました(気が付いたら十一章までになっていますが)。全ニ十章構成なのでこれで半分、内容的にも前半クライマックスという事でここで二回目の宣伝を挟みたい、というのが今回の内容です。

ネタバレ解説の前に今後の展望を。本編、の前に別枠で外伝を更新します。タイトルは「黒薔薇の鎖(チェイン)BeforeData」、作品ページへのリンクはこちら。

 

http:// https://ncode.syosetu.com/n9409hq/

 

本編開始前の、ハコが体験したりしなかったりした過去周回の話をピックアップしキャラクターを深掘りする内容です。十章までのメイン登場人物全員分とおまけ更新後、本編に戻りたいと思…いましたが筆の進み具合が悪いので気まぐれ更新になります。うわぁやる事がいっぱいだぁ(白目)。

途中で別作品(小夜子さん)の更新も挟んだりしそうなので完結してから読む派の方は気長に気長~にお待ちください。

 

 

それではここから、全力で作中のネタバレありのストーリー&キャラクター裏話を語っていきたいと思います。未読の方はリンクから「小説家になろう」の作品ページへどうぞ。

 

http:// https://ncode.syosetu.com/n3313hb/

 

百話超ありますが一話短いしそんなに…時間は掛からないと思います。

 

 

ではまず最初に恒例のイメージイラストを。

 

 

十章のあのシーンの叶子です。そういえば十章にしてようやくハコとカコって名前似てるな? ヒロイン名前被りしてるな? と気付きました。名前の由来はキャラ解説の方で。

 

 

今回ブログを書くにあたり、折角だから全員分キャラデザ固めておこうと落書きしたものを添付します。執筆時に考えていなかった人も大勢いる為本編では容姿描写が少なく、皆さんが思ってたのと違った、という場合もあると思いますがあくまでも雰囲気、イメージとしてご覧ください。これが…更新を遅らせた最大の原因…デザイン被りしない様に後半の主要キャラまで描いてたから…キャラデザの引き出しとの戦いたのちかったでしゅ(白目)。

 

 

それでは、盛大にネタバレを含んだストーリー、キャラクター裏話解説を開始しましょう。

 

最初にアシスタント、もとい罪人を二人召喚します。

後半からの登場予定だった人達を前半で早々に出す羽目になった罪、白石鮮華さんと、

読み順によっては本編より先に番外編で重要人物出しちゃった罪、日和山紗菜ちゃんです。

鮮華「どーも、頭いい設定なのに涼くんのせいで目立たない上に酷い目に遭った白石鮮華さんだよー」

紗菜「皆さんこんにちは! 新世界の神、日和山紗菜です!」

この二人にちょこちょこコメントを挟んでもらいながら解説を進めていきたいと思います。

紗菜「すみません、もう死んでる白石さんは良いとして、まだ生きてるわたしがこんなに設定知っちゃっていいんですか?」

鮮華「この後活躍する予定ないみたいだし良いんじゃない?」

紗菜「ないんですか!?」

ひよっ子魔術師なので全国連鎖多発大発生の時もろくに戦力になっていないので特に問題ないです。あとここは本編と切り離されたメタ世界なので何やっても大丈夫です。

鮮華「今さらっと後半のネタバレしなかった?」

紗菜「わたしが活躍しないという超爆弾ネタバレしてますよ」

あれだけアピールしてたら最後に発生する事くらい予測できるやろ…(汗

 

ではこんな感じで一章から解説行きましょう。

 

・一章ストーリー、キャラクター解説

「黒薔薇の鎖」はソーシャルゲームモチーフで書いている、という話はしたと思いますが、その流れで行くと一章は当然チュートリアルの役割を担っています。基本知識の説明を、まだ明るい雰囲気で、というのを意識して書きました。ちなみにゲームシステム化した場合の「浸食」は上がる程に与ダメージと被ダメージ両方が上昇する諸刃の剣、といった扱いです。

鮮華「ゲームになった時のイメージは『艦これとかとうらぶみたいな感じで死なないやつ』っていうふわっふわな感じらしいよ」

紗菜「わたしたちや隊員の皆さんも装備の一種『サポートカード』になって登場するそうです、救世主側は効果が強力な代わり装備するとデメリットが発生するとか!」

鮮華「元々自分で作ろうとしてたんだけどどんどん設定が増えてプログラムが複雑になる事に気付いて放り投げた結果シナリオだけ書く事にしたって。馬鹿なの?」

ちなみにゲームシナリオとして考えていた頃の主人公は石野信護君でした。設定練ってたらあれがあれして今のハコと主人公が誕生しました。

 

キャラクター紹介0・主人公

ソシャゲの男女選べて、全然喋らない主人公というあるあるを目指して書いています。どちらかと言うと男のイメージではありますが、男主人公だと安見君と、女主人公だと叶子さんと同性愛になるという逃げ場のない構成を意図的に作っています。薔薇も百合も良いものだ、そうは思わんかね?

一応デフォルトネームは決定しており、本編ラストで出るかなーどうかなーといった感じです。名前から性別は分からない様になっています。

 

キャラクター紹介1・全智の匣(ハコ)

真面目ハコは前回描いたので今回はドヤハコです。末番、マスターの最高傑作である事が誇り。褒められると図に乗る。初期の冷徹なAI感から主人公に影響されてどんどん人間臭くなるハコ。しかし彼女にはまだ重大な秘密が…。後半十二章で明らかになる予定です。ゲーム化した際の武器のレア度は☆5ですが攻撃はせずに物凄い倍率のバフを掛けるタイプになります。

 

キャラクター紹介2・御木本夏男(みきもと なつお)

気が付けば執筆中の癒しと化している御木本さん。デザインコンセプトはこぶとりおじさん、薄い髪、汗かき。冒頭を書いている時点では準レギュラーになる予定はありませんでした。キャラを増やすのを渋った結果ではありますが、人柄の良さもあり好きなキャラに。十章で「部長」と呼ばれていたが、「人事部長」と「広報」を兼任している。世間的には本部から発表がある時にいつもテレビで見るおじさん。名前の由来は夏生まれだから。

 

キャラクター紹介3・水橋啓二(みずはし けいじ)

タイトスケジュール仕事人間支部長。デザインコンセプトは眼鏡、七三、スーツはきちっと着る。若い頃から苦労人属性が付与されているが、自分から進んで苦労しに行くタイプでもある。支部長勢は頼れる大人をコンセプトにしているので書いてて安心感があります。そこに一癖、大の甘党設定。仕事にかまけて自分から買いに行く事はないが隊員がケーキを買って来ると喜んで(顔には出ない)食べています。名前の由来はクールで頭良さそうな感じ。

 

キャラクター紹介4・安見揺(あみ ゆらぎ)

依存系ヒロイン(?)安見君。デザインコンセプトは亜麻色の髪、垂れ目、制服はニットベスト。背後に長伊飛鳥の亡霊がいます。ぶっちゃけますと、安見君は最初から殺す為に生み出しました。「最初に殺すキャラは読者にショックを与える為に愛着を育てて育てて大切になった子にする」という鬼の様な条件を自分で立てた為、あんな事をしましたが安見君はトップクラスで好きな子です。割と性癖詰め込んでます。あんな事をしましたが。

鮮華「オレ等より作者が謝らなきゃいけない事多くない?」

紗菜「そうですよ、わたしたちに向かってスライディング土下座するべきですよ」

最終回で幸せにするから許して…m(__)m

名前の由来は精神的に不安定な感じを現したかった。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介5・丸米埜々乃(まるこめ ののの)

仮初めの優等生、埜々乃。デザインコンセプトは陽キャ演技、ハーフアップサイドテール、制服はセーラー服。あまり目立たない立ち位置だが戦闘、会話を円滑に回す為には必須のキャラだった。でも十章で死人が足りないから死んでもらいました、本当にすみませんでしたm(__)m 番外編は当初彼女の救済目的で制作を決定した経緯があります。ちなみに設定したのに登場しなかった姉妹の名前は上が李々佳(りりか)、下が由々音(ゆゆね)。名前の由来は完全に音の響きだけです。武器のレア度は☆3、浸食が少ないが威力も低め。

 

キャラクター紹介6・石野水姫(いしの みずき)

悪意絶対殺すガール、水姫。デザインコンセプトは黒、キャップ帽、水属性。十章でツンデレと言っているが信護にはデレ1割、他の人には4割といったところ。両親が生きていれば本当なら正統派義兄妹ラブコメするはずだった子。先程ちらっと言いましたがゲームシナリオでは主人公が信護だった為、水姫はヒロインポジションでした。この二人の話長編に足りないな、と一章分に収まる事になりましたが、信護が狩人になるまでの話はこの小説を書こうと思ってから初期の方で出来上がった物語になります。名前の由来は苗字が石頭、名前は水属性と親が姫の様に可愛がった事から。武器のレア度は☆5、一章時点では支部内最強でしたがその分性格に難があります。

 

で、兄の説明は十章の方でするので飛ばしまして。

 

キャラクター紹介幕間1・九頭名取(くず なとり)

陰キャ代表九頭君。一章時点では名前が判明していないのに何故ここで出したのかと言うと、制服を見て頂く為です。

本編でも番外編でも出しそびれた情報なのですが、安見君と学校同じなんですよね。

鮮華「恋人の仇と中高同学させるっていうプチ鬼畜設定ね」

紗菜「性根腐ってますね」

公立の学校そんなに選択肢ないし高確率で被るやろ…とリアリティを求めたせいです(だってこの方が面白いじゃん)。しかし九頭君、番外編のあれを若干引きずっている為自分一人では大発生を起こした事がありません。一章で戦った悪意の様に数匹程度の生成をメインに行います。ただ、十章では尊敬する叶子さんの頼みで大発生の準備を手伝ってはいます。その結果があれですが。死人が足りないからって殺してすみませんでしたm(__)m 名前の由来は苗字はそのままクズの音から、名前は芸事のプロに与えられる称号から大物になってほしいという両親の願いが込められている。折角良い名前貰ったのに卑屈に育っちゃって…。

鮮華「自分で殺しておいてよく言うよね」

紗菜「そーだそーだ! 早くその神の座をわたしに譲れ!」

鮮華「キミの方がもっと殺しそうでなんか嫌だな…」

 

 

・二章ストーリー、キャラクター解説

二章も引き続きチュートリアル。狩人契約の瞬間と、大発生についてクローズアップしています。ゲームとして考えると随分スローペースですが、この段階で考えていたのはアニメとしての構成。三話であれする為に基礎設定の説明をしつつ助走を付けていました。裏テーマは当然安見君を可愛がろうです。

ちなみに岡山の支部が古民家カフェだったのは岡山に街イメージがなかったのと県の特徴が思いつかなかったせいです岡山県の皆さんごめんなさい。

 

キャラクター紹介7・蔵敷源治(くらしき げんじ)

何時までも現場主義カッコいい大人蔵敷支部長。デザインコンセプトは小太りなイケオジ。豚さんみたいな感じで脂肪は表面だけのインナーマッスル人間だと思われる。実は作中に出て来た慰霊碑は全て蔵敷さんの手彫り、一人一人哀悼の念を込めながら刻んでいた。裏設定として幸運持ちの為最前線で活動しても毎回無事に生き残るというものが。しかしどんどん背負うものが大きく重くなっても圧し潰されない強さを持っている理想の支部長。名前の由来は苗字は岡山県倉敷から、名前は年齢を考えて渋い感じに。

 

キャラクター紹介8・長船貴美(おさふね たかみ)

ザ・委員長(嫌われるタイプ)貴美。デザインコンセプトはぱっつん、ノンフレーム眼鏡、カチューシャ、セーラー服。絵では見切れていますがサイドも後ろの三つ編みに結ってある髪の先もぱっつんです。父は検察官、母は教師、厳しい家庭だったが本人は両親の仕事に尊敬を抱き、自分も関わる他者も全て清く正しく有るべきという考えが元からあった。しかしルールから逸脱した者に強く当たるのは浸食の影響が強く、武器さえなければ霞との相性はそれ程までに悪くはなかったりする。言葉が強いのでヘイトを集めるだろうなあと心配していますが、根は優しい子なのです。名前の由来はお高く留まってる感じから。武器のレア度は☆4。拘束と切断を両立する少し特殊な戦い方をします。

 

キャラクター紹介9・礼堂霞(れいどう かすみ)

話してみると意外と怖くないファッション不良、霞。デザインコンセプトは黒、長髪、甘党、目深に被ったフード。中学生の時担任教師から性的被害を受ける。誰にも相談できずに殺意だけを募らせた結果、武器と出会い殺人を犯す。ここら辺の詳しい話は外伝で。武器の浸食でキレ易くなっている自覚がある為積極的に他者と関わる事を避けている。が、その負い目のせいか人を守りたいという気持ちは人一倍強く悪意発生の際はいち早く駆け付ける。ただし連携が取れない事や練習不足な面があるので貴美には注意ばかりされている。名前の由来は礼を尽くすという本心を苗字に入れています。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介10・大森木守(おおもり こもり)

引きこもりゲーマー木守。デザインコンセプトは緑、パジャマ。パジャマにピンバッジ付けていますが悪意が発生したらこの上に上着だけ羽織って出かけるみたいです。何か軽いノリで命かけちゃう系女子。ですがゲームは命より大事なので本人的には軽くないと思われる。木守の学校での話は若干実体験が混じっており自分の引きこもり体験と重ねて書いた面があるので個人的には非常に感情移入しやすいキャラです。ゲームの腕は彼女の方が断然上ですが。名前の由来は名前が先に決まり引きこもりから、苗字は名前から字の連想で。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介11・花山千穂(はなやま ちほ)

霞のお目付け役(保護司)隊員、千穂お姉さん。デザインコンセプトはショート、お姉さん。最初のネームドモブ。隊員は基本的に動きやすいポロシャツを着ている。支給品は女性がピンク、男性が水色、気に入らなければ自前の服でも構わない。ちょっとおしゃれに気を遣うお姉さんは髪で差をつける、とはいえモブなのでメインキャラより目立ってはいけないとあっさり目の出番と外見。名前の由来は苗字はおしゃれでピンク好きなところから花に連想しました。

 

キャラクター紹介幕間2・日和山紗菜(ひよりやま さな)

紗菜「お待たせしました、新世界の神ですよ!」
自称神ことひよっ子魔術師、紗菜。デザインコンセプトはひよ子、これでも成人済み、どや顔、指パッチン。叶子さんにも「動機が理解できない」と言われる頭のヤベーヤツ。デスノートの影響は大分受けていると思われる。

紗菜「世界からわたしが神である事を否定する全ての人間が居なくなったら新世界の完成です、分かりますね?」

鮮華「コイツオレよりヤバい奴じゃね?」

思考はヤバいけど実力的にはポンコツなのでそこまで脅威じゃないです。外伝で成功例は出ますがあの大発生で用意した魔法円の全てを起動する確率は5%以下といったところでしょうか。目標は高いものの努力は苦手、でも中々諦めない。ただしハードルは飛び越えずに潜るもの。名前の由来もひよこから。

鮮華「説明全体からダメ人間感が漂ってる気がするんだけど」

紗菜「効率化ですよ、こ・う・り・つ・か」

ダメ人間のつもりで設定しています。

紗菜「デリートする人間一覧に加えておきますね!」

 

 

・三章ストーリー、キャラクター解説

チュートリアル最終回、問題の章です。実は作品的には前半の要というか、ここを中心に全ての話を組み立てた最重要シナリオだったりします。というのも、黒薔薇の鎖という作品にまとまる以前の、本当に最初の最初に生まれたのがこの章の麻紘と晴の物語だったからです。

寝つきが悪く布団に入ってからBL妄想をするのが日課だったのですが(?)、死に別れ悲恋がマイブームだった時期がありまして(?)、その時に妙に凝った設定を持って産まれて来たのが三章の原作です。設定に凝り過ぎたせいで妄想を進めるうちにあれ? これBがLする暇がないな? と気付き、基礎設定だけをメモに残して一旦寝かせる事になったのですが、後に同じ世界観で幾つかの物語が生まれ、統合し一つの作品になりました。三章は初期からあらすじはほぼ変わらず、BL要素を完全に取っ払い友情ものに方針転換しこの様な仕上がりになっております。だから最初から麻紘死ぬってよって伝えておいたんだ…あれ作者の気持ちなんだ…死ぬとこ何回もシミュレートしたもの…。

鮮華「で、読者的にぽっと出のキャラだけ死んでもインパクト無いだろうからって大事に育てた彼も投入した訳だね、酷い事するよね」

紗菜「来須頼斗はわれら下っ端四天王の中でも最弱!」

鮮華「扱いどうしよう、まだ情報出せないから殺しておこう、で死んだらしいよ。人殺しの対価とはいえオレ等に対する扱い雑じゃない?」

敵側への扱いはこれからもずっと酷いです…お気に入りキャラは敵の方が多いんですが…。

因みにタイトルの裏テーマである連鎖(チェイン)はここの麻紘から晴への武器の引継ぎから、が50%の理由です。

 

キャラクター紹介12・鏡和行(かがみ かずゆき)

叔父さん、鏡支部長。デザインコンセプトは和服、小さい眼鏡、長髪、麻紘と似た顔。支部を立ち上げる以前は書道教室の先生をしていた。書道、華道を嗜むにあたって和服に、というよりは今暮らしている実家に両親の残した和服が大量に仕舞われていたのを勿体なく思い着ている様子。独身なのは麻紘と過ごす時間を大切にしたくて縁談を断って来たから。兄の忘れ形見であると同時に幼い頃から成長を見て来たので麻紘には本物の父性を感じているのだが関係性は御覧の通り、叔父さん、と呼ばれている間はいまいち深く突っ込んだ話が出来ない気がしている。本編世界線ではこの後も晴君の為に支部長を続ける事になりますが、仕事に支えられて何とか立っていられるだけで内心非常にボロボロでしょう…。名前の由来は和っぽい感じにしたかったから。

 

キャラクター紹介13・鏡麻紘(かがみ まひろ)

復讐に囚われた少年、麻紘。デザインコンセプトは早乙女アルト。本人の意思、武器の意思共に復讐を望んでいる時点でもう他の選択肢が無い状態でした。大体のキャラの死亡時には何かしらの不幸または失敗があり回避チャートも存在するのですがここは完全に一本道。彼を助けるには全ての原因を取り除くしかないのです。復讐に関しては頑固な彼ですが日常生活においては晴の行動に笑う事もしばしば、悪意の出現が全くなければこの状態でもそれなりに幸せな生活が送れたかもしれません。ただ、叔父さんの事は家族と認めても父さんとは呼びたくなかった様子。距離感が縮まっても微妙な擦れ違いは違いは発生します。名前の由来は音の響きから、紘には広い、大きいといった意味があり心の広い優しい子になって欲しいという願いが込められています。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介14・朝比奈晴(あさひな はる)

陰キャに優しくしてくれる陽キャ、晴。デザインコンセプトは毛先遊ばせてる、明るい。支部のムードメーカー、心の支え。この子が居なかったらもっと大変な事になっていた(麻紘の死期が早まる)。誰の懐にも一瞬で土足で入って行くタイプ、自分も最初からオープンなので問題ないと思っている。成績は良くはないが任務で学校を休む麻紘には勉強を教える側。でも途中で漫画を読みだす駄目教師。本編その後は今までの麻紘と同じ行動を取る様になるものの、来須が居なくなったので出現率は低く割と平穏な生活を送っています。一番明るい子が闇堕ちするのって良いよね(悪い顔)。名前の由来は苗字も名前も明るい空のイメージで。

 

キャラクター紹介幕間3・来須頼斗(くるす らいと)

出オチ担当…ではなく悲願達成に燃える甥、来須。デザインコンセプトはヘアピン、白パーカー。彼の叔父、来須聡志(くるす さとし)こそが麻紘の家族の命を奪った大発生の仕掛け人です。が、叔父本人もその大発生で作り出した獅子型の支配に失敗し命を落としています。家庭の事情で殆ど叔父に育てられた頼斗は叔父を本当の父の様に慕っていました。当時既に同胞だった頼斗は叔父から「誰も成し遂げた事がない獅子型の支配に挑戦する」旨を聞かされており、更にその死の場面も遠くから目にします。それ以来叔父の願いを叶える為修練に励み、とうとう獅子型チャレンジをする事になります。が、結果はあの通り。実は獅子型の操作には人間のままでは根本的に魔力量が足りていないのですが…とこれ以上はネタバレになる未来が見えるのでここまでにしておきましょう。名前の由来はキラキラネーム感が欲しかったので。

鮮華「甥と叔父を二組被せたのはわざと?」

そうですね、最初来須家の関係性は父子だったのですが、折角なので叔父と甥の因果絡ませておこうと変更しました。

紗菜「来須さんの話一瞬しか出てきてないからあんまり効果感じませんね!」

そうですね…外伝で掘り下げておきます…(汗)。

 

 

・四章ストーリー、キャラクター解説

この章は精神崩壊についての解説を目的に書きました。と言うのもこの後での「精神崩壊からの回復」が結構重要なシステムなので、先に発症の場面を見せておこう、と。幼気な少女が犠牲になりましたが(裏で一県犠牲になりましたが)、三章を乗り越えた読者さんからすれば生温い内容だったかと。因みに愛知の方はこの章用にああなったのではなく歴史設定を纏めていた初期の段階からああでした。人口が多くて壊滅してもギリ問題が無い県として選びました。本当にごめんなさいm(__)m

鮮華「この章で暴れてたあの…富丈とかいう人はやっぱり後半で決着付ける感じ?」

紗菜「ふじょう…創設メンバーで幹部の人ですよね、引きずり下ろせばわたしが幹部に…!」

あっ、その人についてはあんまり触れないで下さい。

鮮華「まーた何か企んでるっぽいねー」

予告無しでポンっと出した方がテンション上がる内容になる予定なので…。

 

キャラクター紹介15・竜田明(たつた あきら)

昆虫食優男、明さん。デザインコンセプトは色薄め、優しそうな顔。ファシイーターの正式な訳は偏食なので異常食は偏食にあたるのか…? と作者を悩ませ続けた人。侵食で味覚に異常が出ている為普通の食事でも好き嫌いは激しい。愛知の生き残り狩人の一人。静岡に配属されたのは山を挟む分岐阜より悪意がやって来づらいからとか。故郷の話を少し明るめに語ってはいますが、気丈に振る舞っていないととても話が出来ないという精神状態に近いです。優しいお兄さんみたいな感じですが結構うっかり他人の地雷を踏むタイプ。名前の由来は苗字は竜田揚げ、名前は音から本来の明るい性格に合わせて。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介16・剣崎重(けんざき しげる

体育会系豪快ツナギ男、剣崎支部長。デザインコンセプトはツナギ、ガタイが良い、ツンツン髪、強そうなおじさん。兎に角気合、筋肉、パッションで生きている人。細かい書類仕事や難しい手続き等は部下に任せきりですが、それでも文句が出ないのは彼の人徳に尽きます。関わる全ての人々の様子を良く観察し、些細な不調も見逃さず労りの声を掛ける、それを無意識にやっていて、嵐の様な人だと言われつつもリーダーとムードメーカーを兼任しているところがあります。筋肉は元々トレーニングで付けていましたが今では事務仕事と交換で力仕事を任せられるので自然に筋力が保たれている模様。偶にスーツを着ていると何があったのかと支部内がざわつきます。名前の由来はなんか強そうなイメージで。

 

キャラクター紹介17・永野泪(ながの るい)

泣き虫少女、泪ちゃん。デザインコンセプトは水色、濡れた様な髪、涙目。愛知の生き残りだがただ生き残った訳ではなく、支部で一番年下で妹の様に可愛がられていた為、全狩人と隊員の尽力の末逃がされたという過去がある。それ故に自分のせいで皆が死んだという思いを抱え、トラウマで武器が握れなくなっていた。しかし戦わなければ誰かが死ぬという事も分かっており板挟み状態、踏み出すにも諦めるにも踏ん切りがつかないギリギリのところに主人公がやって来ました。勇気を出して一歩踏み出したものの、トラウマはそう簡単に克服できるものではありません。自分の意思と関係なく、心が酷い拒絶反応を起こしたうえでの精神崩壊となりました。遅かれ早かれ彼女はこの結末を迎えるしかなかったでしょう、助けるにはこちらも根本的な解決が必要となります。名前の由来は泣き虫なところからの連想で。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介18・鈴町チロル(すずまち ちろる)

自称皆のアイドル、チロル。デザインコンセプトはピンク、ツインテ、制服はボレロジャケット。支部のセンターかはともかく、一番年下なので可愛がられてはいる。派手好き、目立ちたがり屋、ちょっとおバカ。兎に角突っ込め! という戦闘スタイルで、直に「ちょっとは考えて戦え」と叱られ続けなんやかんやでパフォーマンスと戦闘の融合を果たした。ヒーラーがいなかったら生きていなかった子、ヒーラーのいるパーティでの戦い方を使いこなしている子。一見自己中と思われがちだが自分が目立つために周囲には細心の注意を払っている。アンチを味方に取り込む努力も怠らない。名前の由来は可愛いネーム。武器のレア度は☆3。

 

キャラクター紹介19・古居沙更(ふるい ささら)

偽善お姉さん、沙更。デザインコンセプトはお団子、ほくろ、大人っぽい服。本編では武器の名前からしか分からない偽善者という本質。どんな時も他人思いで優しいお姉さんとして振る舞うがそれは全て自分が良く見られたいという思いから来るもの。しかしそんな動機はどうでも良い程、支部も町も彼女の力に助けられている。偽りでも善の行動を取り続ける限り、仲間は彼女を信頼し戦う。名前の由来は個人的に好きな沙更金魚から。武器のレア度は☆3。

 

キャラクター紹介20・直原直(じきはら すぐ)

小さ(許されなかった)背伸びクール男子、直。デザインコンセプトは直毛、ジト目、着崩し。中々伸びない身長がコンプレックスで、少しでも大人に見られたいとクールぶっている。出来る大人を目指して仕事に臨むものの、チロルは見張ってないといけないし、沙更さんは自分より大人っぽいしでいまいち理想の仕事が出来ない。毎日隙あらば牛乳を飲んでいるが努力の成果は出ない模様。だからといって背が伸びるらしい食べ物を差し入れたりすると凄く睨んでくる。名前の由来は真っ直ぐな人に育って欲しいという親の思いが込められている。武器のレア度は☆4。

 

 

・五章ストーリー、キャラクター解説

設定上の天才の内二人がお目見えする五章。主に世界観設定をずらずらと書く章になりましたが、長さと分かり易さの兼ね合いであれこれ随分悩んだものです。バトルはお休みの回にしたくて「人間との戦い」も有るんだよ、という一面をお見せしました。狩人の本質はダークヒーロー、全ての人から支持されるものではないのです。因みに届いた年賀状の内訳は丸米、長船、礼堂、大森、竜田、古居(鈴町のサイン付き)となっております。

 

キャラクター紹介21・神楽知代(かぐら ちよ)

行き遅れ美人、神楽支部長。デザインコンセプトは釣り目美人、お洒落。お酒が入るといいんです! 私は仕事と結婚したんです! と言い訳が始まる。支部長としては若く、非常に有能。特に栗唐さんに仕事をさせる事が出来る部分が高く評価されている。実はドジっ子属性があり時々「トイレに鞄ごと置き忘れた」等あり得ない忘れ物をする。名前の由来は和風で古風な感じで、本人はちょっと古臭くて恥ずかしいと思っている。

 

キャラクター紹介22・栗唐当次(くりから とうじ)

天才悪意学者、栗唐さん。デザインコンセプトは猫背、シルバーヘアー、白衣、悪戯考えてそうな顔。作中における天才その1。元々は大学務めの生物学の准教授でしたが悪意と出会いその生態の研究に没頭、悪意学の分野で教授になりました。最初は政府主導の機関で研究をしていたものの政治家とのごたごたによりチームを離脱、狩人協会に所属する事に。未知の存在である悪意を解析する為に作られた現在の協会の機器類やシステム類のほぼ全てが栗唐さんの発案により作られた、正に悪意研究の父。ただ本人はあまりレジェンド扱いされる事が好きではない様子で、自分にきつく当たる神楽支部長やお爺ちゃん扱いしてくる狩人三人娘が可愛くて仕方ないみたいです。名前の由来は苗字がカラクリのもじり、名前は次男だから。

 

司馬里さんは後半にメイン章があるので飛ばしまして。

 

キャラクター紹介23・姫宮清良(ひめみや きよら)

政治家の父が大嫌いなお嬢様、清良。デザインコンセプトはポニーテール、清楚だけど豪華、あの父からこんな美少女が!?。由緒ある家柄の人間として常に人から見られている事を意識しなさいと言われ、本心を抑え込んだまま育つ。狩人になり本音を話せる友人が出来た事で以前よりも楽しい日々を過ごせる様になったがその活動も父に反対され、増々毒を溜め込む羽目に。本当は他の家族と同じ様に父と遊びたかったという幼い頃からの思いがあった。本編後に親子関係が改善したかどうかは…姫宮父が過度にスキンシップを取ろうとして「お父様気持ち悪いです触らないで」と言っている光景が見られます。名前の由来は貴族っぽい苗字、女の子には清純に育って欲しいという両親の願いが込められています。武器のレア度は☆4。

 

姫宮父はモブ扱いなので解説はないです。

 

キャラクター紹介24・静稍歩(しずか ややほ)

着物姿の時間泥棒、稍歩。デザインコンセプトは垂れ目、和服、三つ編み。おっとりと喋り対面した相手の時間を奪っていく。そして自身もゆっくり行動する為遅刻が多い。茶道の家元の家系で日本家屋に家族全員着物という古風な暮らしをしている。支部の狩人では一番年上なもののこの遅さと緩く楽観的な発言故に尊敬される事はなく、清良に「しっかりしてください!」と叱られている光景が度々見られる、なお反省は殆どしない。名前の由来はゆっくりとでも着実に前に進んで欲しいという親の願いが込められている。武器のレア度は☆3。

 

キャラクター紹介25・戸車結(とぐるま ゆい)

最年少姉妹機契約者、結。デザインコンセプトはお洒落、大人びた見た目、子供らしい反応。姉妹機の契約者候補選定条件にはざっくり言うと武器の能力を悪用しない「優しさ」と「賢さ」が求められています。その条件を満たす子である為、彼女は一般的な同学年の少年少女より大人びた考え方を持ちます。特にタイムクラックは冷静な武器、ひとたび戦闘を開始すれば、彼女は誰よりも落ち着いて的確な判断が出来るでしょう。しかし、悪意の危険から逃れる為に兵庫から京都へ引っ越して来た家族としては、娘が狩人となった事は非常に辛い様子……。少し家には居辛いのか、放課後になると支部やカフェで頻繁に目撃されています。名前の由来は縁を結ぶ人になって欲しいという事から。武器のレア度は☆5。

 

 

・六章ストーリー、キャラクター解説

主人公達が敵の存在をはっきりと認識する問題の章。森村と双葉ちゃんの大まかな話は三章と同じく黒薔薇が生まれる前に作ったものです。正確には森村と双葉君、の方ですが、こちらのルートは外伝でお楽しみ下さい。

鮮華「外伝のおまけでオレと双葉くんの絡みもあるよー。オレが狩人の情報収集してない訳無いもんね?」

紗菜「えっわざわざそんな事するんですか? 死んだら皆一緒ですよ?」

鮮華「キミ馬鹿だけど発想が怖いよね…」

森村のクソ野郎っぷりとイチャイチャを同時に見せられて凄くヘイトが溜まる様にしてあるのは仕様です。が、この男も実は設定上における天才の一人。過程をすっ飛ばして謎理論を振りかざしますが全て正しいという問題児です。「暗示かけてたら自分にもかかった」は作者も大分首を傾げましたがそうなってるんだから仕方がない。

 

キャラクター紹介26・園原双葉(そのはら ふたば)

多重人格男の娘、双葉ちゃん。デザインコンセプトは左から三葉さん、双葉ちゃん、双葉君、あざと可愛いピンクベース、カーディガン。双葉君の頃は短かった髪も精神崩壊中に伸びて女の子っぽくなりました。双葉ちゃんの性格は双葉君の頃にイメージしていた理想の可愛い女の子が表面化したものです。男の思う理想の彼女である為非常にあざとく、こんな可愛い女子現実に居ねえよ…と誰かの心を抉り更に森村へのヘイトを増やした事でしょう。だが男だ? 男だから良いんだろうが!

鮮華「はいそこ性癖仕舞ってー」

失礼取り乱しました。本編には出てこない双葉君ですが、外伝の方にて「園原双葉があの日自殺しなかった世界」のお話を掲載予定です。森村が双葉ガチ勢だった事が露になります。名前の由来は二つの人格から、葉と森村に合わせて草っぽい苗字に。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介27・森村涼(もりむら りょう)

鮮華「絶対に許さない、地獄に堕ちろ」、森村。デザインコンセプトは学ラン、ムカつくけど学年一のイケメン、外面は良い。作者はハコと同じ気持ちで書いていたので鮮華さん程ではないものの彼の事が嫌いです(そこまで本気で言ってはいない)。前述したとおり作中における天才枠、電子工学、情報処理の分野のエキスパートで、完全独学である程度の武器解析をこなすヤバい奴です。協会の機密データに不正アクセスした事も多々あり、加入は三年前ですが短期間で暁の救世主に対する多大な貢献をしてきました。ステルス式も機器解析の賜物…基本的に森村は協会に対する利益よりも不利益の方が多いです。身辺調査とかしようよ…と思われるかもしれませんが色々調べた上で能力の高さを買い入隊が認められました。ムカつくけど天才なのよね、ムカつくけど。しかし彼の行動理念は「大切な人以外はどうなろうがどうでも良い」なので、味方に引き入れてもまだ危険だったりします。名前の由来は冷徹な本性から。

 

キャラクター紹介28・奈須十兵衛(なす じゅうべえ)

人が好過ぎるお爺ちゃん、奈須支部長。デザインコンセプトは杖、曲がった腰、つるつる頭、もさもさ眉毛。誰でも彼でも嘘でも信じてしまうのでいつか詐欺の被害に遭うのではないかと隊員達に心配されている支部長。しかしその全身から滲み出る優しさが厚い人望に繋がってもいる。定年を越えているが死ぬまで現役をモットーにしている為まだまだ働く気満々。流石にボケ始めたら退任してもらおうと笹野さんは思っているが、中々ボケない模様。名前の由来は昔っぽくて強そうなイメージ。

 

キャラクター紹介幕間4・白石鮮華(しらいし あざか)

鮮華「はいはいお待たせー、書き始めた頃は設定が『狂人』としか決まってなかった鮮華さんだよー」

それは本当にすみませんでした…設定練るうちにお気に入りキャラになったので許して下さい…。

頭の切れるヤベー敵、鮮華さん。デザインコンセプトは三白眼、白パーカー、襟足。非常に殺意が高く主な悪意の発生場所は都市部、森村にも「裏切ったら殺すから」と最初から言っていた。その結果があの全力の裏切りである。母子家庭で育ったが、ある日突然父親が会いに来て金をせびられる、そこをある人に助けられ彼の紹介で暁の救世主へ。ここら辺の詳しい話は外伝に記載。

鮮華「読む順番によっては完全にネタバレになるよー、ってかこれオレも本編より先に~罪に該当してる?」

紗菜「完結後に読む派の人は気を付けましょう!」

気を付けなくてもそれぞれのシーンでちょっと受け取り方が変わるだけなので問題ないですが。

七章ラストの母親が自殺した部分ですが、息子が死んだショックと共に「息子が夫を殺した」事を察した為、という理由が理由があります。

鮮華「オレの身の回りとことん不幸になってるけどその心は?」

死人が足りなかったからですごめんなさい…。

紗菜「はーわたしも早くこんな風に人の命を弄びたい…」

鮮華「お前らも呪ってやるリストに追加しておくねー」

名前の由来は「B.A.D.」というラノベのヒロインですが作者が好きな本というだけで繋がりはないです。

 

キャラクター紹介29・角丸ねね子(つのまる ねねこ)

ねこねこ真拳の使い手、ねね子。デザインコンセプトは猫耳ヘアー、八重歯、トラ猫。顔が猫っぽいのは生まれつき、身体能力と喋り方は浸食の影響。キャラが強すぎて関西弁も何も入れられなかった人その1。本編ではあまり目立たないが回避力が全狩人内でもトップクラス、六章七章共に最小被害でぴんぴんしている。子供に好かれやすく、巡回中によく公園で走り回り追いかけられている姿が目撃される。因みに武器の元になった悪霊猫は三毛猫のオス。名前の由来は元々ねこ子だったものを少し人間寄りにした。武器のレア度は☆3。

 

キャラクター紹介30・利久聡(りきゅう さと)

人情系武士少女、聡。デザインコンセプトはぱっつんポニーテール、太眉、眼帯、ねね子と同じ制服。戦国武将に憧れ生き様を真似している。キャラが濃すぎて関西弁どころじゃなかった人その2。何故遠い地の武将伊達政宗が好きなのかというのは…あくまでも人の好みは自由なので…。あの技名は狩人になる前から習っている剣道用に考えていたものを炎属性にアレンジしたもの。とはいえ試合で使う事は無く、悪漢に絡まれている女性を助けたり、強盗犯に遭遇したりした時に使う予定だった模様。情に厚く涙もろいのは元から。名前の由来は聡明な女性になる様に。武器のレア度は☆3。

 

 

・七章ストーリー、キャラクター解説

鮮華「覚悟ぶっ壊れで復讐に臨んだオレの章ね」

一言で説明するならそれですね。ここでは鮮華さんが黒い服に衣替えして登場しますが、組織を捨てて復讐に走った事の暗示となっています。クソガ…あの人から借り受けた大鳥型が魔力不足で支配不可能である事も理解していたので、事故を考慮し捨て身の覚悟で臨んでいました。生存欲が低い訳ではないのですがそれよりも森村ぜってーぶっ殺すという気持ちが勝った結果になります。

鮮華「基本的に因果応報を守ってる節があるけど、どーして涼くんは人殺ししておいて生き残ってるのかな? かな?」

紗菜「わたしも生き残ってますよ!」

大阪勢はその…後半のシナリオギミックで使うので…お待ちくださいとだけ…。紗菜ちゃんは脅威にならないから放置しているだけです()

紗菜「絶対いつか見返してやりますからね!」

鮮華「その命運握ってるのが他でもない作者なんだよねー…。まあ涼くんが酷い目に遭う予定があるなら楽しみにしてるよ」

鮮華さんとハコって森村に対してだけ意気投合しそうですよね…。

 

キャラクター紹介31・笹野(ささの)

お爺ちゃん見守り係こと笹野副支部長。ネームドモブですが出番が多いのでキャラデザしておきました。デザインコンセプトは下がった口角、目元の皺。優しくて緩い支部長の代わりに各所の活動、書類の最終チェック等々を引き受けている大事な防波堤です。

 

浅井研究主任、楢葉研究員はモブ扱いなので飛ばしまして。

 

キャラクター紹介32・森村暖(もりむら だん)

全てのIQを兄に持って行かれた男、ダダンダンダ暖くん。デザインコンセプトは明るいリトル森村、活発ライトダウン。実は六章時点では存在を確認していなかったキャラ。七章の内容が足りないな…と悩んで森村を苦しめる為に生まれた子。お見舞いシーンに居なかった辻褄合わせで方向音痴設定が付与されたもののおかげで神出鬼没に現れる便利な子に。武器の名前から何となく察せる程度だが明るさの裏に何でも出来る兄への憧れと嫉妬、自分に自信が持てない気持ちを潜ませていて、それが武器に契約を持ちかけられるきっかけになった。名前の由来は涼しいの逆、しかし兄が夏生まれ、こちらが冬生まれ。武器のレア度は☆4。

 

・八章ストーリー、キャラクター解説

武器の死、という設定解説も終盤章。バランスを取って百合の花も咲かせよう、が裏テーマだった筈が何時の間にか福島グルメ巡りに。

鮮華「協会側のストーリーもアレだけど、こっちとしても色々衝撃が走った章だったね」

紗菜「幹部が一人脱落しましたね! わたしの椅子が空いて嬉しいです、いつ座れますか?」

鮮華「ブレなさ過ぎて段々気持ちよくなってきたよ…」

主人公の「生きたまま罪を償わせる」という決意が実った瞬間でした。しかし彼女に関連して今後何人死ぬかと聞かれれば…。「自分が助けた人間が人を殺した時~」という人気アニメで聞いた事のあるテーマは、主人公が「主人公」である限り一生付きまとう物だと思います。人の命を軽んじる主人公なんて応援したくありません。悩み苦しむ姿がどれだけ辛そうでも、理想を追い求める事の出来る人間が「主人公」になれるのだと思います。

余談ですがこの章の分岐点は大発生直前。菘さんを追い掛けずに魔法円を消していれば逮捕は出来なかったものの華重も愛結羽も無事でした。仲間の命を取るか、真実への近道を取るか、今周回が初めてだったので主人公判断はあのようになっていますが、二週目以降ならハコが菘さんを追いかける様に誘導するでしょう。

 

キャラクター紹介33・夏見愛結羽(なつみ あゆは)

華重「はぁ~あゆちゃん可愛い! 最高に可愛いよぉ~!」、愛結羽ちゃん。デザインコンセプトはくすみピンク、お揃いの髪飾り、ガーリーファッション。幼い頃両親に虐待を受けており、それによって姉を喪った過去があります。児童養護施設に居た頃に狩人に覚醒、協会に話が行き当時華重の両親が隊員をしていた日向家が里親になる事に。姉に対する思いと姉替わりの華重に対する思いに挟まれ長年悩んできましたが、本編時間軸ではようやく吹っ切れた…所にあの展開。

鮮華「誕生日パーティの話あたりで何となく察せたよね、カップルに何か恨みでもあるの?」

紗菜「死亡フラグビンビンでしたよね! 逆にわたしは片方しか死なないんだって思いました!」

鮮華「あれは死んだ様なものじゃない…?」

悪意の強さと狩人のレア度によって生存、死亡の基準を用意してあるのですが愛結羽の武器破損は格上悪意の相手をした事による代償です。因みに武器破損、ここが初出ではありません、お気付きでしょうか…つまり彼は生きていたとしても、という事です…。

名前の由来は若干キラキラネーム、可愛いを詰め込みました。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介34・日向華重(ひゅうが はなえ)

ロリコンというかあゆコン、華重さん。デザインコンセプトはショートだけど無理やり愛結羽の髪形に寄せている、お揃いの髪飾り、カラートーンを揃えたポロシャツ、巨乳。元々可愛い女の子が大好きな彼女。しかし愛結羽に出会い一目惚れ、恋人にはなれなくても誰よりも頼られる姉ポジションに! と努力した(べたべたした)結果愛情を勝ち取る事に成功する。実は愛結羽ちゃんは抱き着かれた時に華重の胸の中に顔を埋めるのが好きだったりしたのだが愛を伝える事を頑張り過ぎて些細なサインに気付いていなかった模様。愛する人を守って死んで本望…と言いたいが残した愛結羽ちゃんが気になって成仏できないのでは…と少し心配している。名前の由来は日向の様な温かい家庭、華やかな女性名。

 

キャラクター紹介35・餅屋(もちや)

動けるぽっちゃりもちゃもちゃ餅屋さん。デザインコンセプトはぽっちゃり、可愛い。下の名前が決まってないネームドモブですが好きなキャラ補正でデザイン。執筆中の癒しでした。農家は辞めたとは言っていますが自分の家で食べる分+同僚におすそ分け出来るくらいの田んぼは今でもやっていて田植えと稲刈りの時期には休暇を取ります。名前の由来は昔先祖がもち米を作り本当に餅屋もやっていたから。

 

キャラクター紹介36・藤崎真矢(ふじさき まや)

プチ崎支部長こと藤崎支部長。デザインコンセプトは幼い外見、着られてるスーツ、簡単にまとめた髪。定年退職した父からその座を譲り受けたばかりの新米&最年少支部長。元陸上部、今まで隊員として県内を駆けずり回って来た為体力には自信が有り、無茶な徹夜は日常茶飯事といった張り切り方をして若干空回りもしている。支部の殆どを占める年上の隊員達から娘の様に可愛がられ本人としては不満そうだが、疲れ切っていると抵抗する事も無く施しを受けている。名前の由来は真っ直ぐな矢、正直に真っ直ぐ夢に向かって進む様にという願いが込められています、藤崎プチ崎の件はたまたまです。

 

キャラクター紹介37・浪川美景(なみかわ みかげ)

お前その外見で影が薄いとか嘘だろ、美景君。デザインコンセプトは金髪プリン頭、今にも逃げ出したい嫌そうな顔。中学生時代にクラスの女子に告白され、断ったところそれから卒業まで女子全員に無視されるといういじめを受け女性が苦手になる。女子は女子同士、男子は男子同士で仲よくすればいいと思っているが別にそっちの趣味がある訳ではない。金髪は成人式で逆に目立たない様にとやってみた所気に入った模様。主人公以外に中々見つからないのは武器の浸食のせいで本当はそこまで影は薄くない。名前の由来は美しい景色の中にいる人になって欲しいという両親の願いが込められている。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介幕間5・久々里菘(くくり すずな)

暁の救世主創設メンバー、飛兵使い、久々里。デザインコンセプトは犬笛、白カーディガン、白手袋、カチューシャ。高校時代に片思いしていた先輩の復讐の為に魔術を学んだ彼女。一度大発生を起こし目的を達成した後は後進の育成に注力、最近は活動に関わる事も無くなり普通の生活を送っていた。が、十年ぶりに先輩の受けていたいじめに関する真相を知り、再び復讐の為動き出す。傍観者だった自分を責める姿、いじめをする奴は死ななきゃ治らないという考え方は一部の共感を得る事を目的に発言させています。多分全幹部の中で一番同情に値する普通のキャラだと思います。名前の由来は菘の花って小さくて可愛いよねという雰囲気、両親的には慈愛、奉仕という花言葉から取ったかもしれません。

 

・九章ストーリー、キャラクター解説

ついに記憶を取り戻す為の里帰り。印象に残ったシーンを抜粋した結果の死亡ラッシュ。この回想で出て来たキャラの一部は後半での登場が決定していますので何となく覚えておくといいかも?

当初は記憶を取り戻すタイミングというのが全く決定しておらず、どうしようどうしようと引っ張った結果十章でアレする前に思い出したいよなぁ、とここにねじ込む事に。一方石川県パートの方は当初からしっかりここに入る予定で、話の構成も最初から阿我早の俯瞰視点のみのつもりでした。この時地上で何が起きていたのかは外伝で。

鮮華「途中になんか変な歌? 入ったよね、何アレ?」

アレですね、はっきりとは言えませんが、自然発生するのは中型まで→大型が出現している=何者かが居た、という点だけ押さえておいていただけると。

紗菜「北海道は広くて澱みが溜まりにくいから同胞も少ないって聞いた気がするんですけど!」

鮮華「大型出せる様な技術持ってる人はいない筈だけど…幹部が旅行でもしてたかなー?」

そろそろキャラクター解説に行きましょうか!

鮮華「打ち切ったねー、これは重要人物だね」

紗菜「まだ出てない幹部っていましたっけ?」

鮮華「本編ではキミの新しい先生とトップの人だけだよ、名前出てないの」

紗菜「ぽくないですね!」

鮮華「ぽくないね」

ちょっと二人共黙りましょう!

 

回想登場キャラは今後登場する可能性があるので死亡済みキャラクターのみの紹介です。

キャラクター紹介38・陶器釉(とうき ひかり)

リトル陶芸職人、釉ちゃん。デザインコンセプトはヘアバンド、ジーンズ製オーバーオール、お団子。代々陶芸を営む家系の娘で、狩人活動の傍ら作品を作っては支部に持って来る為、支部のエントランスの棚は彼女の作品でいっぱいになっている。大人しそうに見えて職人気質でこだわりが強く、これが終わるまで動かない! という事もしばしば。支部の狩人同士の仲は良好、特に祈厘は陶芸工房にも遊びに来る。名前の由来は陶芸家らしく。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介39・妙願祈厘(みょうがん いのり)

天使の様な少女、祈厘。デザインコンセプトは天使の羽、麿眉、落ち着いた色合いの服。何でこんな可愛い子を殺した! とデザインし終わってから自分で思いました。お寺のお坊さんの子で、日頃から質素倹約を心掛け、善行を積んで生きる様に教わって育ったとても良い子。年齢的にも反抗期前なので凄く良い子。お地蔵様を見つける度に拝む本当に良い子。何で殺した!

鮮華「最初から決まってたって自分で言ってたのに自分で後悔してちゃ駄目だよね」

紗菜「わたし以外の神を崇めてる時点で駄目ですね、殺していいです」

鮮華「喋れば喋る程キミへの恐怖が増していくんだけど…」

名前の由来はお寺の名前っぽい苗字を、祈りが何千厘先にも届く様にという思いが込められています。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介40・千石行弘(せんごく ゆきひろ)

見た目だけチャラ眼鏡、支部狩人の兄貴肌、行弘君。デザインコンセプトは眼鏡、ブリーチして染めた金髪、小奇麗な服。高校卒業と同時にがっつりと金髪に染めたが理由はカッコいいからという単純なもので、特にモテたいとかブイブイ言わせたいとかもなく只自分がカッコいいと思う見た目を目指している。妹が居る為狩人仲間の少女二人に対しても優しく、態度も真面目で何かと頼られている。名前の由来は加賀百万石から。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介幕間6・道場阿我早(みちば あがさ)

黒薔薇の花言葉を全力で背負った女、阿我早。デザインコンセプトは深く被ったフード、黒パーカー、光の無い目、目の下の濃いくま。父親が冤罪事件の被害に遭い、周囲の嫌がらせから一家心中、阿我早だけが生き残る。自分の生まれ育った町全てを恨み、復讐の為一月に二度の大発生を初めて成し遂げた。感知計が反応しない程度の澱みを滞留させる魔法円は彼女が編み出したものである。叶子とは魔術の師匠と弟子である以上に腹を割って話し合う仲、親友だった。

紗菜「うへぇ…わたしこういう血反吐滲むような努力って嫌いです」

鮮華「ポンコツって言われるのそういうとこのせいじゃない? 確かに阿我早ちゃんは極端な例だけど、復讐が目的の同胞は沢山いるし、皆魔術の勉強頑張ってるんだよ?」

紗菜「こんなに強力な力をたかだか復讐なんぞに使うなんてもったいなくないですか?」

鮮華「いろんな人にぶん殴られそうなセリフだけどキミの発言のスケールのでかさ知ってると納得がいくからなんかなぁ…」

本編後は言っていた通り海外に高飛びしアフリカ辺りを彷徨う事になりますが、たとえ平穏な暮らしをしていても幸せを感じる事は二度と出来ないでしょう。

名前の由来は両親がアガサ・クリスティー作品のファンだったから。

 

キャラクター紹介41・樺沼 凛藍(かばぬま りらん)

エンドレスダイエッター、凛藍。デザインコンセプトは何か大口で食べてる、健康的な肌色、緩い服。元々食欲旺盛、浸食のせいでどうやっても食欲が抑えられない為常にダイエットを考えていて全てをダイエットに結び付ける。好き嫌いは一切ない。新米狩人だが戦闘センスは抜群で天才型。人懐っこくムードメーカーの素質も発揮している、が肝心の風との相性は悪く彼の溜息を増やす原因となっている。実は貝城市で起きた大発生の生き残りだが、幼かった為当時の記憶は殆どなく、悪意への恐怖心も薄い。名前の由来は北海道の白樺の森イメージから、あと藍でランって読ませたかったから。武器のレア度は☆3。

 

キャラクター紹介42・鹿角 風(かづの ふう)

無気力系男子、風先輩。デザインコンセプトは困り眉、垂れ目、緑、意外とピアス開けてる。貝城市の大発生で妹と母、多くの友人を亡くした。どんなに頑張っても死ぬときはあっさり死ぬものだと知り、以来無気力に人生を過ごす。武器と出会って悪意を狩る事に僅かな生き甲斐を見出すが、後輩の元気が良くて最近仕事がだるい。名前の由来は鹿って北海道っぽいよね、両親が自然が好きで北海道に越して来たので自然の名前を付けたかったらしい。武器のレア度は☆4。

 

キャラクター紹介43・稲飯 尹世(いない いよ)

きっちりかっちり生真面目キャリアウーマン、稲飯支部長。デザインコンセプトはグレイヘアー、身形の綺麗なおばちゃん感、小洒落たスーツ。貝城市での大発生当時警察官をしていたが、悪意に対する無力さを痛感し退職、協会の隊員となる。支部を三つに分ける際に鹿湧別支部の担当となり、立ち上げの手続きから何からをこなしそのまま支部長に就任。テーブルの角度、椅子の位置、花瓶の場所等々細かい事もきっちり指定、指摘してくるので周りからは面倒な人と思われているが兎に角仕事が出来るので文句は出てこない。副支部長は内心この人の後任が務まるか不安で仕方がないと思っている。名前の由来は年寄り過ぎず若すぎない感じで。

 

・十章ストーリー、キャラクター解説

前半の全てはここへ辿り着く為に。

主人公と叶子が生まれ、この物語を組み始めて間もなく頭に浮かんだのが「私を殺して」とせがむ叶子、彼女の血だまりの上に崩れ落ちる主人公の姿でした。これは復讐の連鎖の物語、傍観者だった主人公を当事者として引きずり出す為の演出です。

優しい人間が復讐を誓う程の状況を作り出さなければならない、必要なものは愛する人の死、それ以上のインパクト。そうだ自分の手で殺してもらおう、というのが思考の流れでした。

鮮華「理屈は分かるけどやられる側の気持ち考えた事ある?」

書く時に憑依させて考えていますよ。

紗菜「それって設定段階では考えてないって事ですよね」

鮮華「だからオレ達の設定クソの盛り合わせみたいな事になってる時があるんだろうね」

改めて考えると上司も部下も親もクソっていう鮮華さんの環境はトップクラスで酷かったなって思ってます、反省はしていません。

紗菜「気付いちゃったんですけど、もしかして好きなキャラほど酷い目に遭わせてませんか!?」

エスですねぇ…。

鮮華「うわぁ…(ドン引き)」

可哀そうは可愛いですよね。

紗菜「うわぁー、変態ですね!」

話が脱線したので元に戻しましょう。

十章のもう一つのメインが石野兄妹の物語。こちらは前述した通りソシャゲ用のシナリオとして用意したものです。水姫のピンチ、信護の覚醒、がメインイベント、だったのですが組み立て直しの結果正義さんがメインを持って行く形に。最強の狩人の目覚めですから盛大に盛り上げないと、と試行錯誤した結果です。またこちらのパートは主人公パートと希望と絶望の対比構造となっています。読者の感情が入り乱れて情緒不安定になる様に順番に拘りました。

 

キャラクター紹介44・宮内(みやうち)

狩人協会本部人事部課長、宮内さん。デザインコンセプトは学生時代柔道部っぽい。気が付いたらそこそこの出番になっていたネームドモブ。若く見えるのは肉付きが良く肌にハリがあるせい(画力が足りないとも言う)。御木本さんの直属の部下なので忙しい時に主人公の相手をする事になっているがもっと忙しい時は本来の職務以外の仕事をする事も。本部も結構体力仕事が多い様子。

 

キャラクター紹介45・石野信護(いしの しんご)

ドシスコン、信護。デザインコンセプトは爽やか系イケメン、まだ隊員の頃の水色ポロシャツ。水姫の義理の兄、だが本人の心持ちは実の兄よりも重い。たった一人残された家族を全力を賭して守ろうとする事から発せられる全ての発言と行動は彼に恋心を抱く水姫の神経を逆撫でしてばかり。水姫が狩人になって直ぐに隊員になったが、本当は自分も狩人になって彼女の隣で支えたいと思っており、支部が所有する武器に語り掛ける等の努力を行ってきた。しかし彼にはまだ本物の覚悟が足りなかった。狩人として妹だけでなく、全ての人を守る為に命を懸ける覚悟が。名前の由来は信じる事、守る事。武器のレア度は☆5。

 

キャラクター紹介46・小賀正義(こが せいぎ)

原点にして頂点、正義のヒーロー正義さん。デザインコンセプトは原色子供用男子ファッション、主人公髪形、ヒーローポーズ。契約時から武器能力の副作用で体の成長が止まっている為、こんな見た目だが実際は四十うん歳のショタジジイ。年季の入った台詞も飛び出す様になったが少年の心は永遠なんだぜ! 精神崩壊の経緯と円のお話は外伝の方で。やっぱりヒーローは悲しみ背負ってるのが良いよね。名前の由来は正義感の強い人間になって欲しいという両親の願いから、狩人になっていなかったら警察官かスーツアクターのどちらかになる模様。武器のレア度は☆5。

 

正義さんが逃しちゃったあの二人は後半に出番があるので解説を飛ばしまして、前半ラストのキャラクター紹介になります。

 

キャラクター紹介幕間7・新月叶子(にいづき かこ)

狼使いの魔女、幼馴染み、初恋の人、叶子。デザインコンセプトは十代前半の姿、肩口で切り揃えた黒髪、白いワンピース、透け感のあるボレロ。貝城市での大発生の後、彼女は親戚のいる千葉に引っ越し主人公と離れ離れになった。家族を喪い見知らぬ土地で絶望の人生を歩んでいた彼女は「  」と「  」に出会い、間違った希望を与えられる。儀式の末魔女と化したあの時から、もう後戻りは出来なくなっていた。家出の様に姿を暗ました後、暫く全国を放浪し魔女の力の使い方を学んだ。「暁の救世主」立ち上げから二年後、「  」と再会し同胞となる。以降は全国各地を訪れ同胞を増やす活動をしていたが、そこでの様々な出会いにより自分の信じていた希望に疑問を持つように。そして主人公との再会が、最後の引き金となった。名前の由来は魔力の多そうな苗字という事で月の無い夜、主人公の過去の女という事でカコという音に願いを叶える(主人公に叶えてと託す)子の字を当てました。

紗菜「わたしは叶子さんが悪意を引き連れているところを見つけて、頼み込んで弟子にして貰ったんです。わたしに魔術を教える為だけに関東から頻繁に岡山に来てくれて、厳しかったけど優しかったんだなぁって…今めっちゃ感じてます…」

新しい先生も組織内では優しい方ですよ?

紗菜「嘘だ…」

鮮華「オレ的には肝心な時にいなかったから呪ってやるリストに入ってるんだけどね。あの時秋田で何してたの?」

その話は外伝でする予定がありますが秋田と言えば本編でも暗躍してるあの人がいるので準備手伝ってもらってたんでしょうねえ。

紗菜「何考えてるか分からないと噂のあの幹部ですか」

鮮華「この組織裏切り者多くない?」

せやな。

紗菜「せやな!?」

あまり喋るとネタバレしそうなのでこのくらいにしまして。

 

 

ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございます。前半部分で可能な裏話はこのくらい、だと思います。書き忘れや詳しい経緯は外伝の更新を待って頂いて…先に本編が完結しそうですが…。

十章終了時の後書きに書いてある通り、後半は「反撃」がテーマです。テンションの上がる、かもしれない演出を多分に用意してあるので、内容の重さに反して明るめの読了感になると思います。大丈夫大丈夫、ちゃんと解決に向かうから、安心してくださいな(経過が安心とは言っていない)。

後半完結後、外伝完結後にも今回の様な裏話解説記事を投稿する予定です。ただお分りの通り…恐ろしい人数のキャラデザに時間を要するので…何時になるか分かりませんが何時かは必ず投稿しますから……(;^ω^)

 

 

小説とは関係ない私事ですが、有料イラスト制作依頼の受付、イラスト販売始めました。リットリンクにあちこちのリンクを纏めています、イラスト注文はTwitter、skebの方へ。

lit.link

 

前回の記事からとてつもなく日が経ってごめんなさい。生存確認がしたい時はTwitter覗くと週一くらいでいると思います、いない時は一月くらい待つと小説かブログかLINEスタンプが増えると思います。

次は何の記事で会えるか…小説の宣伝だった場合は半年後以上になるかも…読者様からの応援が力になります、ついでにイラスト買い支えてくれると頑張ります。

出来るだけ早めにお会いできる事を願って。

 

では、また(・ω・)ノシ